PR

【専門家監修】タイマッサージあるある8選|初体験の戸惑いを完全ガイド

記事内に広告が含まれています。

「タイ古式マッサージって気になるけど、ちょっと不安…」「実際どうなの?」──そんな方にこそ読んでほしい、“あるある”体験集をまとめました。

本格的だけど癒される、ちょっと照れくさいけどクセになる…。タイ国政府観光庁公認タイランドスペシャリストとしての経験も交えながら、初めての人にもわかりやすく、共感できるリアルな声をお届けします。

この記事を読めば、あなたの初タイマッサージも、きっともっと安心でワクワクする時間に変わるはずです。ただし、今回の話を思い出して、タイマッサージ中に笑いだしたら、ごめんなさいね。先に謝っておきます(笑)

タイマッサージあるある①:癒し目的で行ったのに、意外と“本格施術”だった!

「歩き疲れたし、ちょっと癒されたいな」と気軽な気持ちで入ったタイ古式マッサージ。受付では笑顔のスタッフに迎えられ、静かな照明とほのかなハーブの香りに、これはもう“寝落ちするだけの癒しタイム”だなと安心していたはずが──。施術が始まってしばらくすると、「あれ、想像と違う…?」という違和感がじわじわと込み上げてくる。

最初は足先からの丁寧な指圧。でも次第にセラピストは肘や膝、体重まで使って、脚や腰、背中をしっかり伸ばしてくる。まるで“自分ひとりでやるヨガ”ではなく、“二人で行う動きのある整体”という感じ。伸ばされ、ねじられ、起き上がらされるうちに、「これ…意外と本格的なやつじゃん!」と驚くのはタイ初心者あるあるかもしれない。

でも不思議なのは、痛くないこと。見た目には大胆に見えても、動きはとても滑らかで、セラピストがこちらの筋肉や関節の様子を見ながら丁寧に導いてくれる。最初は戸惑っていた自分も、いつの間にか呼吸が深くなり、施術に身を任せていく。

そして終わったあとは、想像以上の軽さ。肩まわりはふわっと広がり、足取りも自然と軽やかに。立ち上がる瞬間、「えっ、自分の体ってこんなに自由に動いたっけ?」と思うほどの変化がある。呼吸もしっかり吸えて、背筋も自然と伸びている。

“ちょっと癒されたい”くらいのつもりで受けてみたマッサージが、ここまで本格的で、体に効くなんて──。そのギャップこそが、タイ古式マッサージにハマるきっかけなのかもしれない。「また受けたいな」と自然に思える、そんな不思議な説得力が、あの空間にはある。

タイマッサージあるある②:「痛い?」の問いに…強がって「大丈夫」と答えがち

マッサージ中にセラピストがふとこちらの顔を覗き込み、「痛いですか?」と優しく尋ねてくれる。たしかに少し強めに押されている気もする。でも、なぜかその瞬間、反射的に「ノープロブレム」「大丈夫です」と答えてしまう──。実はちょっと痛いのに、我慢してしまうのは、日本人によくある“マッサージ強がり”あるあるかもしれません。

「せっかく丁寧に施術してくれてるし」「弱くしてって言ったら申し訳ないかな」など、遠慮が先に立ってしまうのがその理由。でもその結果、あとで筋肉痛になったり、「本当はもっとリラックスできたかも」と少し後悔したり。タイマッサージはダイナミックな施術が多いため、自分にとって心地よい強さに調整してもらうのが、満足度のカギになります。

実際、現地のセラピストは“遠慮なく伝えてくれるお客さん”を歓迎しています。「ソフトプリーズ(もう少し優しく)」や「バオバオ(タイ語で“弱く”)」とひと言伝えるだけで、すぐに力加減を変えてくれるのです。タイでは「お客が我慢してるのに気づけなかった」は、セラピストにとっても本望ではないこと。

マッサージの快・不快は人それぞれ違います。だからこそ、「ちょっと強いかも」と思ったら、勇気を出して伝えるのがベスト。無理に我慢するより、しっかり要望を伝えることで、よりリラックスできる空間になります。

「大丈夫」と言った手前、途中で訂正するのは少し気まずいかもしれません。でも、タイではそれもごく自然なやり取り。むしろお互いの信頼を深める合図でもあるのです。せっかくのタイ古式、あなたの体にぴったりの“ちょうどよさ”を見つけて、心地よさを存分に味わってくださいね。

タイマッサージあるある③:太ももに背中を預ける体勢、最初ちょっと恥ずかしい

タイ古式マッサージには、日本ではあまり見かけないユニークな体勢がいくつかあります。その中でも、とくに「おや…これは…」と戸惑いがちなのが、セラピストがあぐらをかいて、その太ももに自分の背中を預けるシーン。いわば“背中密着型ストレッチ”。初めて体験すると、なんともいえない気恥ずかしさがこみ上げてくるのです。

「こんなに近くて大丈夫かな」「私、ちゃんと寄りかかってるけど重くないかな」など、心配が先に立ってしまい、リラックスどころではなくなる瞬間も。でもセラピストは、まったく動じることなく、淡々と、そしてとても自然に施術を進めてくれます。その様子に、逆に安心してくるのが不思議なところ。

じんわりと背中にかかる太ももの安定感。そしてその姿勢から行われる首・肩まわりのストレッチが、驚くほど気持ちいい。筋肉がほぐれていく感覚と同時に、「あ、この人に体を預けて大丈夫なんだ」と、心までゆるんでいくのがわかります。

この密着スタイル、慣れてくると実はかなりクセになります。もはや「これがないと物足りない!」というリピーターもいるほど。見た目のインパクトこそ大きいですが、無理のない動きと深いリリース効果を両立した、理にかなった施術の一環なのです。

日本ではなかなか体験できないからこそ、ちょっとの恥ずかしさを超えてみると、そこにしかない感覚が待っている。初回は戸惑っても、2回目以降にはその“絶妙な距離感”がむしろ心地よくなってくる。そんなところも、タイ古式マッサージの奥深さなのかもしれません。

タイマッサージあるある④:うつ伏せ中の“鼻穴問題”に耐える

施術が始まってしばらくすると、うつ伏せの体勢になるタイミングがやってきます。顔を沈み込むようにマットのクッションへ…と、その瞬間、密かに訪れる“地味だけど深刻な問題”が、そう――鼻の穴、微妙にズレてません?

本来、顔の位置を合わせるためにくり抜かれたスペースがあるのですが、これが微妙に高すぎたり、低すぎたり、左右がずれていたりして、なぜか鼻の片方しか空気が通らない。じわじわ苦しいのに、両手は横に伸ばしたままで動かせず、「ちょっと…呼吸しにくい…」と心の中でつぶやくしかない。けれど、声に出すほどでもない気がして、つい我慢してしまう――これぞ、タイマッサージあるあるの真骨頂。

特に乾燥していたり、花粉症体質の人にとってはなかなかの試練。呼吸のために顔をわずかに傾けてみたり、鼻で息を吸うリズムを工夫したりと、もはや“セルフ工夫タイム”が始まります。とはいえ、そんな状況でも施術はしっかり進んでいく。背中や腰を的確にほぐしてもらいながらも、鼻の通りに気を取られる自分に、思わず「何やってんだろ…」と小さく笑えてくる瞬間もあります。

たまにセラピストが気づいて、そっと顔の向きを調整してくれるときのありがたさといったら…。その心遣いに、なんだか救われるような気持ちになります。

この“鼻穴ズレ問題”も、何度か体験すると逆に愛着が湧いてくる不思議な現象。毎回「今回はちゃんと呼吸できるかな?」と構えてしまう自分にも、ちょっと笑えてくる。そして最後には、「まあ、それでも気持ちよかったし、全部良し」と思わせてくれるのが、タイマッサージの魔力なのかもしれません。

タイマッサージあるある⑤:ヘッドマッサージで8割が寝落ちする

施術も終盤に差しかかり、全身のストレッチと指圧がひととおり終わると、セラピストの手は静かに頭部へと移動します。そう、ここから始まるのが、地味だけど極上の“ヘッドマッサージタイム”。多くの人がこのパートで、ふっと意識が飛んでしまう、まさに“寝落ち誘発ゾーン”です。

こめかみをやさしく押し回すようにほぐし、頭皮を心地よく引き上げるようなタッチに、思わず目を閉じたくなる。そのまま、うつらうつらと夢と現実の間を行き来し始め、「あ、寝てたかも」と気づく頃には、もう施術の最後の声が聞こえてくる。たいてい「終わりました〜」のやさしい声に「えっ、もう!?」と驚くのが定番です。

ヘッドマッサージは、身体の中でも特に“気を抜きやすい”部分。頭皮がやわらかくなることで、自然と顔の表情もゆるみ、呼吸が深くなり、心がすっと落ち着いていくのを実感します。しかも、目の疲れや首のこりにも効果的なので、長時間の移動や観光のあとにはもってこい。単なるリラックスではなく、体調を整える大切な仕上げでもあるのです。

中には、ヘッドマッサージ目当てでリピートする人もいるほど。セラピストの指の動きや力加減に個性が出やすく、「この人のヘッドが最高だった」と思える出会いも、タイマッサージの楽しみのひとつです。

そして何より、寝てしまっても大丈夫。むしろ、施術中に寝落ちすることは、それだけリラックスできていた証拠。旅先で深く眠るのは案外難しいものですが、この数分の“うたた寝”が、心と体にとって思いがけない回復になることもあります。

「気づけば終わってた…」という経験も、実は最高の褒め言葉。タイ古式マッサージの魅力は、そんな何気ない瞬間にこそ、詰まっているのかもしれません。

タイマッサージあるある⑥:「チップどうしよう…」とそわそわしながら帰り支度

施術が終わり、身体は軽く、気持ちはふわふわ。極上のリラックスタイムを味わった直後に、なぜか急に現実に引き戻される瞬間があります──それが「チップ、どうしよう…?」という悩みです。

タイでは、マッサージ店に限らずある程度チップ文化が浸透していますが、金額に明確なルールがあるわけではなく、「払うのが当然」でもなかったりするため、日本人旅行者は毎回この瞬間に迷いがち。「いくら渡せば失礼にならない?」「タイミングは?」「封筒?手渡し?」と、施術後のぼんやりした頭でいろんな思考が駆け巡ります。

一般的には、60分のマッサージで20〜50バーツ(約100〜200円程度)を渡すのが目安。高級スパなら100バーツ以上というケースもありますが、基本は気持ちの表現なので「絶対にこれ!」という決まりはありません。大事なのは金額よりも“ありがとう”の気持ち。満足した施術に対して、自分が納得できる金額を無理なく渡す。それがタイでは自然なスタイルです。

また、渡し方もさまざま。受付で支払う際に「This is for you」とセラピストに直接手渡す人もいれば、チップボックスにそっと入れる人も。恥ずかしさがある場合は、あらかじめ小さな封筒に入れておくとスマートですし、チェックアウトの流れに乗せてサラッと渡せると気楽です。

旅行中、毎回「チップ問題」でモヤモヤするのは正直疲れるので、少額紙幣を財布の片隅に用意しておくだけで、だいぶ安心できます。「払う・払わない」ではなく、「感謝を形にできるならやってみよう」くらいの気持ちでOK。セラピストも笑顔で「コップンカー」と受け取ってくれるはずです。

気持ちよく受けたマッサージの余韻を、そのまま気持ちよく終えるために。ちょっとした準備と心づかいが、旅の満足度をぐっと高めてくれますよ。

タイマッサージあるある⑦:終わった後のハーブティー、正直よくわからないけどおいしい気がする

施術が終わり、ふわっと軽くなった身体でロビーに戻ると、スタッフがにこやかに差し出してくれるのが、熱々の小さなカップに入ったハーブティー。ほんのり甘く、ほんのり苦く、どこかスパイシーな香りもして、飲んだことがあるような…ないような…。でも、なぜか毎回「うん、美味しい」と頷いてしまう。それが、マッサージ後の“タイあるある儀式”です。

「これって、何の味だろう?」と考えても、答えは出ないまま。スタッフに尋ねれば丁寧に教えてくれるかもしれませんが、緊張もあって結局聞けずじまい。でも、施術後のリラックスした気分の中で味わうその一杯には、特別な癒しがあります。気温や空気、施術後の余韻も相まって、不思議と美味しく感じるのです。

実際、よく出されるのは「バタフライピー」や「レモングラス」「ジンジャー」「パンダンリーフ」「タマリンド」などのハーブティー。なかでもレモングラス+ジンジャーの組み合わせは定番で、血行促進やデトックス効果も期待できると言われています。とはいえ、成分がどうこうというより、「ほっとひと息つける」ことが一番の効能かもしれません。

このハーブティー、味そのものは独特でも、「マッサージ=最後にこれを飲むもの」と自然に脳が紐づけているからか、不思議な満足感があります。旅の途中のひと区切りとして、ちょっと心を整える時間。冷房のきいた室内で温かいお茶を飲む心地よさも、地味にありがたい瞬間です。

その場では銘柄も効能もわからないまま飲み干して、「おいしかったな」で終わる。それでもまた次回、同じように受け取って、同じように「うん」と頷いてしまう。ハーブティーは、タイマッサージを象徴する“やさしい余韻”のような存在なのかもしれません。

タイマッサージあるある⑧:終わったあとの身体が軽すぎて、少し浮いてる気がする

施術を終えて立ち上がった瞬間、自分の身体がまるで一回り軽くなったような、不思議な感覚に包まれる。肩の重さが抜け、背筋がすっと伸びて、足どりもなぜか軽やか。階段をひょいと降りたときに「あれ、こんなに身軽だったっけ?」と自分の動きに驚く──そんな体験、きっと一度はあるはずです。

タイ古式マッサージは、筋肉を揉みほぐすだけでなく、関節や筋膜、経絡(エネルギーライン)を整えてくれる施術。ストレッチと圧が絶妙に組み合わさっているため、マッサージ後の“動ける感”が圧倒的に違うのです。とくに背中や肩甲骨まわり、股関節の可動域が広がって、普段意識していなかった部分が「スムーズに動く」ことに気づかされます。

まるで全身のめぐりが整い、体内の流れがスーッと開通したような解放感。呼吸も深くなり、視界までもクリアに感じられることも。「浮いてるみたい」なんて少し大げさに聞こえるかもしれませんが、施術後の高揚感がそれくらいリアルなんです。

この感覚は、どんなに短時間のマッサージでも得られることがあります。30分のフットマッサージだけでも「全身が整った」と感じるほど、タイのセラピストの技術は奥深い。リラクゼーションというより、“メンテナンス”に近いこの整い方に、リピーターが絶えないのも納得です。

「この軽さ、ずっと続いてほしいな」と思いながら外に出ると、タイのあたたかい風が心地よくて、ますます心も体もほぐれていく。何度受けても、終わったあとには「やっぱり来てよかった」と思える。それがタイマッサージの底力なのかもしれません。

まとめ:ちょっと笑えて、しっかり役立つ“タイマッサージのリアル”

初めて受ける人にも、何度も通う人にも、タイ古式マッサージには思わず「あるある!」とうなずいてしまう瞬間がたくさんあります。ちょっと恥ずかしいけどクセになる体勢、心地よさに包まれての寝落ち、地味に悩むチップの渡し方まで──どれもがタイらしく、旅の記憶に深く残る体験です。

この記事をきっかけに、あなたも少し肩の力を抜いて、マッサージを“楽しむ旅”に出かけてみてください。気になる方は、次回の旅のプランにそっと入れておくと安心ですよ。

タイにはタイ古式マッサージ以外にも、フットやオイル、ハーブボールなど様々なマッサージがあります。他の種類も知りたい方は、「【専門家解説】初心者でも安心!タイマッサージ入門|選び方・相場・チップ」の記事で徹底比較しています

タイトルとURLをコピーしました